野球知識「日本代表」

野球は、1936年にプロリーグのNPBがスタートして以降長きにわたって、日本のスポーツの頂点の位置に君臨してきました。しかし、アメリカのメジャーリーグへの選手の流出やサッカー人気の高まりなどにより、近年ではその座は安泰ではなくなりつつあります。

そんな中で起爆剤として期待されているのが、2006年に第1回大会が開催された野球の国際大会WBCです。日本は、2大会連続で優勝するなど顕著な成績を収め、決勝戦では共に50パーセント近い視聴率を記録しています。

代表

これ以降、国際大会で選出される日本代表にはプロ・アマ問わず「侍ジャパン」という名前で呼ばれるようになり、NPBとBFJが協力した形で野球日本代表マーケティング委員会が設立されています。サッカーと比較すると大会の規模が小さく試合数も少ないのが難点ですが、リトルリーグや高校野球など年代別の代表チームを編成するなど、かなりの力を注いでいます。

ちなみに、最新の侍ジャパンの成績はというと、第4回WBCでのベスト4進出というものです。残念ながら3度目の世界一に輝くことは出来ませんでしたが、有力選手が相次いで辞退するという事情もあり、この辺りの知識を持っていた野球ファンからは、健闘をたたえる言葉が大部分を占めていました。