野球ビジネスの知識をアメリカから

アメリカ

一昔前のプロ野球の球団は親会社の広告塔であり、赤字でも問題ないとする風潮がありました。しかし、現在は親会社も球団を支えるメリットは失われつつあり、採算が求められる時代です。赤字を垂れ流しても親会社からの支援を受けにくいので、各球団はビジネスを第一にした球団経営をしています。とはいえ、日本のプロ野球の球団は、高度な球団経営の知識を持ち合わせていません。

そこで球団が参考にしているのは、アメリカです。アメリカで行われている球団経営は、日本よりもビジネス重視です。巨大なメジャーリーグの球団でも小さなマイナーリーグの球団でも、黒字を目指して経営されています。これまでに蓄積したノウハウを活かしながら経営しているので、日本の球団は視察を行い積極的に知識を吸収しています。

その効果の一つと言えるのが、野球場のボールパーク化でしょう。アメリカの野球場は試合をするだけでなく、観客を楽しませる施設やイベントを行っています。そのため、観客は色々な遊びを楽しめるので、小さな子どもを連れた家族連れも多いです。日本にもこうした知識は取り入れられ、比較的新しい野球場では試合観戦以外にも、様々な遊びを楽しむことができます。