野球ボールの知識

ボール

ビジネスシーンでテッパンの話題と言えばスポーツ、中でも野球はまだまだ根強い人気があります。ひいきのチームが同じなら大いに盛り上がるのですが、違った場合微妙な空気が流れることもしばしばです。そんなときにはボールに関する豆知識を披露するとよいでしょう。

野球のボールといえば、皮でできた白地に赤い糸で縫われたものが思い浮かびます。あの縫い目は原則108と決まっています。もちろん、大きさや重さも基準値内におさまるように定められているのですが、メーカーによって若干の差があるといわれています。同じような大きさや材質で作っていても、飛びやすいものや握りやすいものが存在します。

その中で近年問題になったのが「飛ぶボール問題」です。2001年頃、ミズノ社製のものはほかのメーカーのものより反発係数が高いため、よく飛ぶことが指摘されました。ですから、本拠地で試合をする際、相手チームによって使い分け、勝敗を左右する例が出てきました。このことを考慮し、2011年からは全球団がミズノ社製のものに統一されたのです。統一された理由はほかにもあり、WBCなど国際試合が増えるにつれ、メジャーリーグで使われているものと日本の公式球の違いが懸念されるようになりました。これらを払拭するためにも日本のプロ野球シーンでは統一球となったのです。

プロ野球で使われているものは一般への販売がごく限られており、あとはホームラン。ファウルの時に手に入れられる程度とされています。どちらにしてもレアな存在といえます。もしも公式球が手に入ればビジネスシーンで有効に使えるかもしれません。