野球の知識と選手

選手

昔のプロ野球は電鉄会社等の大企業がプロ野球球団を抱え企業の広告塔的な感覚で運営されていました。従って赤字、黒字に関係なく兎に角試合に勝ちお客さんを沢山呼びその企業の名前を憶えて貰いそして電車を利用して貰う事でした。その為野球場も電鉄の駅近くに建てられていました。その後アメリカの大リーグを勉強し球団経営と言う感覚が分かり始めたのです。

同じころプロ野球球団のどんぶり勘定が明らかになり、大赤字が発覚したのです。当然親会社が赤字の補填に走り回る事になりました。その為直ぐに大リーグに担当者を派遣し、ことの重要性が分かり、経理知識を持ったスタッフが出向の形で球団に派遣され大改革が始まりました。球団経費の見直しです。支配下選手の数、監督、コーチの数、同じく彼等の給料、入場料の決め方全てをチェックし問題点を纏め本社に報告しました。

その結果選手、監督、コーチの給料の決め方に査定制度が導入され、支配下選手の数も限定されました。その後は徐々に球団の独立性が認められるようになり、独自の経営方針が出始めました。即ち収入源として入場料以外に球場内売店でのグッズ販売やテレビ放映権等が考えられ直ぐに実施され普通の会社の様になりました。